大手航空関連会社からベンチャーへの転職。そこから「人の成長や行動変容に貢献する」ライフワークで独立。 (小磯幸子さん・前編)

現在、人材育成コンサルタント、キャリアコンサルタントとして活躍されている小磯幸子さん。会社員時代に見つけたライフワークで独立するまでの戦略的ストーリーについてお伺いしたいと思います。今回は前編です。

 

 

 ー まずお仕事について教えてください。これまでのご経歴では、人材育成に関わるお仕事をずっとされてきたようですが。

 

実は大学卒業後は、大手航空会社のシステム関連会社に入社して、教育グループで予約発券システムのインストラクターとして働いていました。

 

旅行会社に行った時に、窓口のお姉さんがパソコンで航空券の予約や発券をするシステムを作る会社ですね。それを操作する旅行会社の方に教育をするインストラクターや、若手インストラクターの育成などをしていました。

 

このインストラクターとしての仕事を通じて、人が成長したり変化をするところにやりがいや喜びを感じるようになりました。そして本質的に人の成長に関わる仕事に携わっていきたいという思いが芽生え、人材育成の業界に興味を持ったのです。

 

ー キャリアの早い段階で自分の特性に合った方向を見つけることができたんですね。

 

そうですね。会社の影響もありますが、幼少期からの環境も影響していると思います。父は人に何かを教えたり説明したりするのが上手だったので、「人に教えること」もスキルになるのではないかという思いがありました。

 

大学では観光学を專攻していたのですが、就職活動の際は「教育×観光」という観点で会社を探しました。

 

また自分の性格として、おせっかいなところもあると思います。プライベートでも、「この人の良さをもっと伸ばしたい」と、自然に思ってしまうんですね。人に対して影響を与えたり、よりよい人生を送って欲しいという思いがあったんだと思います。

 

ー ご自身の特性として、人材育成に繋がるものがあったんですね。キャリアとしては、大手航空会社のシステム関連会社を離れた後は人材育成の業界へと移られたのですね。転機はなんだったのでしょうか。

 

人材育成に対する上述の思いに加えて、もっと変化が大きく成長できる環境に行きたいと思ったこと、新卒3年目で外部の研修を受講し、その時の講師の仕事に興味を持ったことです。 そこで、人材育成コンサルティングを行うベンチャー企業へ転職しました。新卒入社から5年弱勤めた頃ですね。

 

ー 5年近くというと、仕事の方も一区切りの時期で転職としてはいい時期だったかもしれませんね。

 

はい。それもありますし、プライベートでの計画も影響していました。将来的に結婚や出産を迎える前に、新しい別の環境で実績を作っておきたいという思いもあり、このタイミングで転職し、新しいキャリアで実績を積むことがベストだと思ったのです。

 

ー 戦略的! そこで転職された会社はベンチャーということで、かなり若い会社だったのですか。

 

設立して4年目の会社でした。大量採用時代で市場も伸びていて、これから成長していく会社に、やる気に溢れて挑んでいったのですが、前職との違いにカルチャーショックを受け、高い壁が待ち構えていました。(笑)

 

頭では分かっていたのですが、大手企業グループ会社とはスピード感が圧倒的に違います。気付けば1日中トイレに行っていないなんてことも!ついていくのに必死でした。

 

また、フィードバックを多くいただいたのですが、そのフィードバックをうまく消化しきれずに、かなり落ち込んだ時期もあり、葛藤を抱えていました。

 

ー 転職前後や葛藤の時期に、メンターはいたのでしょうか。

 

定期的にアドバイスをもらうような人はいませんでした。転職前の会社では、転職する人もほとんどいなかったため、セミナーを受講するなど、自ら外部からの刺激を受ける機会を積極的に作りました。

 

ー なるほど。では、ベンチャーへ転職した後の葛藤はどのように乗り越えられたんですか。

 

当時は一人で抱え込んでいましたね。折に触れて、転職当時の「人の成長に関わりたい」との思いに立ち返り、内省しながらモチベーションをなんとか保っていました。ここで辞めないぞ!という意地というか(笑)。

 

絶対にこの壁を越えてから次のステップにいきたかったんですね。2年くらいして楽しめるようにはなりましたが、メンターがいればよかったなと今は思います。

 

その後、第一子出産、育休、約1年の時短勤務を経た後、仕事のやりがい、生活における優先順位を考えた時に、これまでの経験を活かして、さらに自己研鑽をするべく独立しようと考えるようになりました。

 

その頃、外部の色々な方とお話をして、アドバイスもいただきながら、自分の決意の固さにも気づかされ、独立を決断するに至りました。

 

続きは後編

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